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ネズミが電気配線をかじると危険?ブレーカー・分電盤まわりで確認すべきサイン

2026.06.25

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ネズミが電気配線をかじると危険?ブレーカー・分電盤まわりで確認すべきサイン

ネズミが電気配線をかじると、ショート・漏電・発熱・火災につながるおそれがあります。
この記事では、ブレーカー・分電盤まわりで見るべきサイン、危険な初期対応、害獣駆除業者と電気工事業者へ相談すべき判断基準を、現場目線で解説します。

ネズミが電気配線をかじると危険?判断のポイントは「通り道」と「電気設備」の重なり

天井裏でカリカリ音がする。壁の中からガリガリとかじるような音が聞こえる。分電盤の近くに黒い粒状のフンが落ちている。ブレーカーが以前より落ちやすくなった。

こうした状況が重なると、「ネズミが電気配線をかじっているのでは」と不安になる方は多いはずです。

結論からいうと、ネズミが電気配線や電源コードをかじることはあります。そして、配線の被覆が傷つくと、ショート、漏電、発熱、火災などにつながるおそれがあります。

ただし、ここで大事なのは、すぐに「ネズミ=火事」と決めつけないことです。現場では、まず次のように切り分けます。

  • ネズミの音やフンだけなのか
  • 電源コードや配線まわりにかじり跡があるのか
  • ブレーカーや分電盤に異常が出ているのか
  • 焦げ臭さ、煙、火花などの危険サインがあるのか
  • ネズミの通り道と電気設備の位置が重なっているのか

つまり、見るべきなのは「ネズミがいるかどうか」だけではありません。ネズミの移動ルートと、配線・分電盤・コンセント・家電裏が交差しているかです。

この記事では、ネズミが電気配線をかじると何が危険なのか、ブレーカー・分電盤まわりで確認すべきサイン、やってはいけない行動、業者へ相談する順番を、実務目線で整理します。

まず押さえたい結論|焦げ臭い・煙・火花があるなら駆除より電気安全が先

ネズミ被害が疑われると、粘着シートや殺鼠剤を置くことを先に考えがちです。しかし、電気系統に異常が出ている場合は順番が違います。

次の症状がある場合は、ネズミ駆除よりも電気安全を優先してください。

  • 焦げたようなにおいがする
  • 分電盤やコンセント付近が熱い
  • 煙が出ている
  • 火花が見える
  • ブレーカーを戻してもすぐ落ちる
  • 照明が急にちらつく
  • 家電が突然止まる、動作が不安定になる
  • かじられたコードを使っている

この状態で分電盤を開けたり、ブレーカーを何度も入れ直したり、かじられたコードをテープで補修して使い続けたりするのは危険です。

ネズミが原因かどうかを調べる前に、まず火災・感電・漏電のリスクを避ける必要があります。煙や火花がある場合は、無理に近づかず、安全を確保したうえで消防や電気工事業者へ相談してください。

状況別|まず相談する先の目安

ネズミ被害と電気トラブルが重なっている場合は、状況によって相談先が変わります。音やフンだけであれば害獣駆除の調査が中心になりますが、焦げ臭さ・煙・火花・ブレーカー異常がある場合は、電気安全を優先する必要があります。

状況 まず相談する先 理由
音・フンだけがある 害獣駆除業者 侵入口・活動範囲の確認が先
コードにかじり跡がある 電気工事業者+害獣駆除業者 コードの安全確認と再発防止が必要
ブレーカーが何度も落ちる 電気工事業者 漏電・ショート・機器不良の確認が必要
分電盤まわりにフンがある 害獣駆除業者+電気工事業者 ネズミの通り道と電気設備が重なっている可能性がある
焦げ臭い・煙・火花がある 消防・電気工事業者 駆除より火災・感電リスクへの対応が優先

迷う場合は、危険度の高い症状を優先して判断します。焦げ臭い、煙、火花、ブレーカーの反復作動がある場合は、ネズミ駆除よりも電気安全の確認を先に進めましょう。

ネズミはなぜ電気配線をかじるのか

ネズミは、建物内に入り込むとさまざまなものをかじります。食品袋、段ボール、断熱材、木材、樹脂部材、電源コードなどです。

これは「お腹が空いているからコードを食べる」という単純な話ではありません。ネズミは通り道を広げるため、巣材を集めるため、障害物を確認するためにも物をかじります。

住宅や店舗の中で特に注意したいのは、次のような場所です。

  • 天井裏の照明配線まわり
  • 壁内のコンセント配線まわり
  • 床下の配線・配管が集中する場所
  • キッチン下や洗面台下の配線まわり
  • 冷蔵庫、電子レンジ、食洗機などの家電裏
  • 業務用冷蔵庫や厨房機器の下
  • 分電盤・ブレーカーまわり
  • 倉庫やバックヤードの延長コードまわり

特に、飲食店や食品倉庫では、エサになるもの、隠れ場所、配線、機器の熱が近い場所に集まりやすくなります。家庭でも、冷蔵庫裏やキッチン下は、ホコリや食品カスがたまりやすく、配線も多いため注意が必要です。

独自視点|配線被害は「5つの交差点」で見る

ネズミの配線被害を考えるときは、家全体を漠然と見るより、ネズミの通り道と電気設備が交わる場所を優先して確認します。

駆除の現場目線では、特に次の5つを「交差点」として見ます。

1. 天井裏と照明配線の交差点

天井裏は、ネズミの移動音が出やすい場所です。照明配線も通っているため、同じ場所で何日もガリガリ音がする場合は、配線近くで活動している可能性があります。

ただし、音だけで配線被害とは断定できません。フン、断熱材の乱れ、かじり跡、照明のちらつきなどが重なるかを見ます。

2. 壁内とコンセント配線の交差点

壁の中からカリカリ音がする場合、ネズミが壁内を移動している可能性があります。近くのコンセントやスイッチに異常がある、焦げ臭さがある、ブレーカーが落ちるといった症状が重なる場合は注意が必要です。

壁を叩いたり、穴を開けたりして確認するのはおすすめできません。建物を傷めるだけでなく、配線を傷つけるおそれがあります。

3. キッチン下・家電裏と電源コードの交差点

家庭で見落としやすいのが、冷蔵庫裏、電子レンジ台の裏、キッチン収納の奥です。ネズミのフンや食品袋のかじり跡があり、同じ場所に電源コードが通っている場合は、コードの損傷も確認した方がよいです。

見える範囲でコードに歯形、へこみ、被覆のめくれ、変色があれば使用を止めてください。

4. 分電盤まわりと壁内ルートの交差点

分電盤の下や近くにフンが落ちている場合、周辺がネズミの通り道になっている可能性があります。分電盤は配線が集まる場所なので、外から見える痕跡だけでも重要な情報です。

ただし、分電盤内部を一般の方が開けて確認するのは危険です。写真を撮るのは外側と周辺だけにとどめ、内部点検は電気工事業者に任せてください。

5. 飲食店の厨房機器と動力配線の交差点

飲食店では、業務用冷蔵庫、製氷機、食洗機、フライヤー、動力配線、分電盤、ゴミ置き場が近い距離にあります。

この環境では、衛生被害と電気リスクが同時に起こることがあります。厨房機器の下にフンがある、コードにかじり跡がある、ブレーカーが落ちるといった場合は、害獣駆除と電気確認を分けて進める必要があります。

ブレーカー・分電盤まわりで確認すべきサイン

ブレーカーが何度も落ちる

ブレーカーが落ちる原因は、ネズミだけではありません。電気の使いすぎ、家電の不具合、漏電、配線の劣化、コンセントまわりの異常など、複数の原因が考えられます。

ただし、次のような状況では注意が必要です。

  • 同じ部屋や同じ系統だけ落ちる
  • ブレーカーを戻してもすぐ落ちる
  • 雨の日や湿気が多い日に落ちやすい
  • ネズミの音がする場所と同じ付近で落ちる
  • 分電盤の近くにフンがある
  • 焦げ臭いにおいがする

何度もブレーカーを入れ直すのは避けてください。原因が分からないまま再投入を繰り返すと、危険が高まることがあります。

分電盤の下にフンが落ちている

分電盤の下、近くの棚、壁際、天井点検口のまわりに黒い粒状のフンがある場合、ネズミが周辺を通っている可能性があります。

確認するのは、あくまで外から見える範囲です。

  • フンがどの場所に落ちているか
  • 壁際に黒ずみがないか
  • 分電盤まわりに隙間がないか
  • 天井や壁の中から音がしないか
  • 周辺に段ボールや食品が置かれていないか

フンは素手で触らず、写真を撮っておくと業者に状況を伝えやすくなります。

焦げ臭いにおいがする

分電盤、コンセント、家電裏、天井付近から焦げたようなにおいがする場合は、かなり慎重に対応してください。

においの原因がネズミとは限りません。ホコリ、接触不良、コードの劣化、家電の不具合なども考えられます。ただ、ネズミの痕跡と焦げ臭さが重なる場合は、電気工事業者への確認を優先した方が安全です。

電源コードに歯形やめくれがある

室内で見える電源コードや延長コードに、細かい歯形、へこみ、被覆のめくれ、変色がある場合は使用を止めてください。

外側をテープで巻いても、内部の線が傷んでいる可能性があります。とくに、熱を持つ、焦げ臭い、機器の動作が不安定といった症状がある場合は、交換や専門家確認を検討してください。

やってはいけない対応

分電盤を自分で開けて確認する

分電盤の内部には電気が通っています。ネズミが入っているかもしれないと思っても、一般の方が内部を開けて触るのは危険です。

外側の写真、フンの位置、異音の時間帯を記録し、内部確認は電気工事業者に任せましょう。

かじられたコードをテープで補修して使う

見た目だけをテープで巻いても、安全になったとはいえません。内部で断線しかけている、導線が傷ついている、発熱しやすくなっている可能性があります。

かじり跡があるコードは、使用を中止するのが基本です。

ブレーカーを何度も戻す

原因が分からないままブレーカーを何度も戻すのは避けてください。漏電やショートが原因の場合、危険な状態を繰り返すことになります。

特定の回路だけ落ちる、戻してもすぐ落ちる、焦げ臭いにおいがある場合は、電気工事業者へ相談してください。

殺鼠剤だけで終わらせる

ネズミを捕まえる、あるいは減らすだけでは、配線の安全確認は終わりません。もしすでにコードや配線が傷ついている場合、ネズミがいなくなっても危険は残ります。

ネズミ対策は、捕獲・追い出し・侵入口封鎖・清掃・再発防止までが一連の流れです。電気系統に不安がある場合は、そこに電気工事業者の確認も加える必要があります。

今すぐできる安全な初期対応

1. 触らずに記録する

まずは危険のない範囲で、状況を記録してください。

  • 音がする場所と時間帯
  • ブレーカーが落ちた日時
  • どの部屋の電気が落ちたか
  • フンがある場所
  • かじり跡がある物
  • 焦げ臭さの有無
  • 分電盤まわりの写真
  • 家電裏やコードの写真

この記録があると、害獣駆除業者にも電気工事業者にも状況を伝えやすくなります。

2. かじられたコードは使わない

電源コードや延長コードにかじり跡がある場合は、使用を止めてください。家電のコードであれば、メーカーや電気工事業者へ相談します。

延長コードや電源タップは、無理に使い続けず交換を検討しましょう。

3. 分電盤まわりの物をどかす

分電盤の前や下に物が多いと、フンや異常に気づきにくくなります。危険のない範囲で、周辺を見える状態にしてください。

ただし、分電盤本体を開けたり、配線を触ったりする必要はありません。

4. 食品・ゴミ・段ボールを整理する

ネズミが建物内に入っている場合、エサと隠れ場所を減らすことも大切です。

  • 食品を密閉容器に入れる
  • 米袋や乾物を床置きしない
  • 生ゴミを密閉する
  • 段ボールをため込まない
  • 家電裏や棚下の食品カスを掃除する
  • バックヤードや倉庫の紙類を整理する

電気配線の安全確認とは別に、ネズミが居つきにくい環境を作ることも再発防止につながります。

害獣駆除業者に相談すべきケース

次のような場合は、害獣駆除業者への相談を検討してください。

  • 天井裏や壁内で音が続いている
  • 分電盤まわりにフンがある
  • キッチン下や家電裏にフンがある
  • 食品袋や段ボールにかじり跡がある
  • 市販の粘着シートを置いても改善しない
  • 侵入口が分からない
  • 飲食店や管理物件で説明責任がある
  • 同じ場所で被害が再発している

害獣駆除業者に依頼するときは、単に「ネズミを捕まえてほしい」ではなく、次の点を確認しましょう。

  • 侵入口候補を写真付きで説明してくれるか
  • 天井裏・床下・壁内の痕跡を見てくれるか
  • 分電盤まわりの通り道を確認してくれるか
  • 封鎖する場所としない場所の理由を説明してくれるか
  • 電気工事業者の確認が必要な箇所を切り分けてくれるか
  • 捕獲、追い出し、清掃、封鎖、再発防止を分けて提案してくれるか

電気工事業者に相談すべきケース

次のような場合は、電気工事業者への確認を優先してください。

  • 焦げ臭いにおいがする
  • ブレーカーが繰り返し落ちる
  • コンセントやコードが熱い
  • かじられた電源コードがある
  • 照明がちらつく
  • 家電が急に止まる
  • 分電盤の中に異常が疑われる
  • 漏電やショートの可能性がある

相談時には、「ネズミの音がする」「フンがある」「かじり跡がある」「どのブレーカーが落ちたか」を伝えると、確認の優先順位を決めやすくなります。

管理会社・飲食店が残しておきたい記録

賃貸物件、管理物件、飲食店では、後から説明できる記録が重要です。特に、ネズミ被害と電気トラブルが同時に出ている場合は、害獣側と電気側の記録を分けて残しておきましょう。

害獣側の記録

  • フンがあった場所
  • 音がする時間帯
  • かじり跡の写真
  • 侵入口候補
  • 捕獲状況
  • 封鎖した場所
  • 清掃・消毒の実施範囲

電気側の記録

  • ブレーカーが落ちた日時
  • どの回路で落ちたか
  • 電気工事業者の点検結果
  • 配線やコードの交換有無
  • 分電盤の確認結果
  • 再発時の注意点

この2つを分けておくと、「ネズミを駆除したのにブレーカーが落ちる」「電気工事をしたのにフンが出る」といった混乱を避けやすくなります。

駆除王の見方|ネズミ対策と電気安全は別々に進める

ネズミの被害では、どうしても「何匹いるのか」「どこに罠を置くのか」に意識が向きがちです。しかし、配線や分電盤が関係する場合は、そこだけを見ても不十分です。

大切なのは、次の2つを分けて考えることです。

  • ネズミがどこから入り、どこを通っているのか
  • その通り道に、電気配線・分電盤・コード類があるのか

ネズミを捕まえても、かじられたコードは元に戻りません。逆に、電気工事で配線を直しても、侵入口が残っていれば再びネズミが入り込む可能性があります。

害獣駆除と電気安全は、片方だけではなく両方の視点で確認することが重要です。

まとめ|ネズミの配線被害は「危険サイン」と「通り道」で判断する

ネズミが電気配線や電源コードをかじると、ショート、漏電、発熱、火災につながるおそれがあります。特に、ブレーカーが頻繁に落ちる、焦げ臭いにおいがする、分電盤まわりにフンがある、コードにかじり跡がある場合は注意が必要です。

ただし、ネズミがいるからといって、すぐに火災が起きると決めつける必要はありません。まずは、音、フン、かじり跡、ブレーカー異常、焦げ臭さを切り分けて確認しましょう。

分電盤内部を自分で開ける、かじられたコードをテープで巻いて使う、ブレーカーを何度も戻すといった対応は避けてください。

ネズミの音やフンが続く場合は害獣駆除業者へ。焦げ臭い、火花、煙、ブレーカー異常がある場合は電気工事業者や消防への相談を優先します。

ネズミ対策で重要なのは、見えている個体を捕まえることだけではありません。どこから入り、どこを通り、どの電気設備と重なっているのかを整理し、再発しにくい建物状態に整えることです。

FAQ

Q1. ネズミが電気配線をかじると火事になりますか?

A. 可能性はあります。配線の被覆が傷つくと、ショート、漏電、発熱につながるおそれがあります。ただし、ネズミがいるだけで必ず火災になるわけではありません。焦げ臭い、ブレーカーが落ちる、コードが熱いなどの異常がある場合は、電気工事業者へ相談してください。

Q2. ブレーカーが落ちるのはネズミが原因ですか?

A. ネズミによる配線損傷が原因になることもありますが、電気の使いすぎ、家電の不具合、漏電、老朽化など別の原因もあります。何度も落ちる場合は、自己判断で繰り返し入れ直さず、専門業者に確認してもらいましょう。

Q3. 分電盤の近くにフンがあります。自分で開けて確認してもいいですか?

A. 分電盤内部を一般の方が開けて触るのは危険です。外側から見える範囲で写真を撮り、電気工事業者や害獣駆除業者に相談してください。

Q4. かじられたコードはテープで補修すれば使えますか?

A. 使用は避けてください。外側をテープで巻いても、内部の線が傷んでいる可能性があります。発熱やショートにつながるおそれがあるため、使用を中止し、交換や専門家確認を検討しましょう。

Q5. 害獣駆除業者と電気工事業者、どちらに相談すべきですか?

A. 焦げ臭い、煙、火花、ブレーカー異常がある場合は電気安全を優先し、電気工事業者や消防への相談を検討してください。ネズミの音、フン、侵入口がある場合は害獣駆除業者にも相談し、両方の視点で確認するのが安心です。

参照情報

  • 消防庁 防災危機管理eカレッジ「電気安全」
  • 東京消防庁「コンセントの掃除を心掛けましょう」
  • 東京消防庁「電気火災」
  • NITE 製品安全「電源コードの破損・素人修理に関する注意喚起」
  • 消防防災博物館の電気火災・ネズミ侵入に関する事例情報

「自分で対応できるか分からない」「被害が広がる前に見てほしい」という場合も、お気軽にご相談ください。