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築20年以上の家でネズミが入りやすい場所|基礎・配管・軒天の見方と初期対応

2026.05.21

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築20年以上の家でネズミが入りやすい場所|基礎・配管・軒天の見方と初期対応

築20年以上の家でネズミが入りやすい場所とは

築20年以上の住宅で「天井裏からカサカサ音がする」「キッチン下に黒い粒が落ちている」「食品袋や段ボールをかじられた」という相談は少なくありません。

ネズミ被害というと、古い家だけの問題と思われがちですが、実際には築年数だけで決まるものではありません。ただ、築20年以上になると、基礎まわり、配管の貫通部、軒天、換気口、勝手口などに小さな隙間や劣化が出やすくなり、ネズミの侵入口候補が増える傾向があります。

注意したいのは、「古い家だから必ずネズミがいる」と決めつけることではありません。大切なのは、音・フン・かじり跡などの痕跡と、建物の劣化箇所を照らし合わせて、どこが侵入口候補になっているかを冷静に確認することです。

この記事では、築20年以上の家でネズミが入りやすい場所を、基礎・配管・軒天を中心に整理し、今すぐできる初期対応、自力確認の限界、業者へ相談すべき判断基準まで解説します。

築20年以上の家でネズミ侵入リスクが上がりやすい理由

外壁・基礎・配管まわりに小さな隙間が出やすい

住宅は、建てた直後の状態をずっと保ち続けるわけではありません。20年以上経過すると、雨風、地震、湿気、紫外線、設備交換、外構工事などの影響で、少しずつ隙間や劣化が出てきます。

ネズミは大きな穴だけでなく、配管のまわり、基礎の欠け、換気口の破損、軒天の隙間などを利用することがあります。人の目では「少し空いているだけ」に見えても、ネズミにとっては十分な侵入候補になる場合があります。

増改築やリフォームで取り合い部分が増える

築20年以上の家では、キッチン、浴室、洗面所、トイレ、外壁、屋根、エアコンなど、どこかしらリフォームや設備交換をしていることがあります。

リフォーム自体が悪いわけではありません。ただし、古い建物と新しい設備の接続部分には、隙間が残りやすいことがあります。

  • キッチン下の排水管まわり
  • 洗面台下の配管まわり
  • 給湯器の配管貫通部
  • エアコン配管の壁穴
  • 外壁補修後の取り合い部分
  • 増築部分と既存建物の接合部

現場目線では、「新しくした場所」よりも「新しくした場所と古い建物の境目」に注意が必要です。

外周に物が増え、点検しづらくなる

築年数が経つほど、家の外周に物置、植木鉢、室外機、古い資材、段ボール、不要品などが増えやすくなります。これらが基礎や外壁の前に置かれていると、隙間や破損を見つけにくくなります。

また、ネズミは広い場所を堂々と移動するより、壁際や物陰を通る傾向があります。外周に物が多いと、ネズミが建物に近づきやすい環境になることがあります。

築20年以上の家でまず見るべき場所1:基礎まわり

基礎の欠け・ひび割れ・隙間を確認する

基礎まわりは、ネズミの侵入口候補として重要な場所です。特に、床下へつながる隙間がある場合、床下からキッチン下、洗面所、壁内へ移動されることがあります。

確認したいポイントは以下です。

  • 基礎に欠けや穴がないか
  • 外壁と基礎の境目に隙間がないか
  • 床下換気口の網が破れていないか
  • 配管が基礎を貫通している部分に隙間がないか
  • 周辺にフンや黒ずみがないか
  • 物置や植木鉢で隠れていないか

ただし、ひび割れや隙間があるからといって、必ずそこが主要な侵入口とは限りません。近くにフン、黒ずみ、かじり跡があるかどうかを合わせて見ることが大切です。

床下換気口の破損は見落とされやすい

築20年以上の家では、床下換気口の金網やカバーが劣化していることがあります。網が外れている、割れている、錆びて穴が広がっている場合は、ネズミの侵入候補になります。

特に、換気口の前に植木鉢や荷物が置かれていると、破損に気づきにくくなります。外周を確認するときは、まず換気口の前を整理して、地面に近い場所まで見える状態にしましょう。

基礎まわりを塞ぐ前に確認したいこと

基礎の隙間を見つけると、すぐに塞ぎたくなるかもしれません。しかし、建物内にネズミが残っている状態で一気に塞ぐと、室内側へ出たり、別の場所をかじって広げたりすることがあります。

塞ぐ前に、以下を確認してください。

  • 室内や天井裏でまだ音がしているか
  • フンが毎日増えているか
  • 複数箇所に痕跡があるか
  • 他にも侵入口候補があるか
  • 捕獲やモニタリングが必要な状態か

封鎖は重要ですが、順番を誤ると原因の切り分けが難しくなる場合があります。

築20年以上の家でまず見るべき場所2:配管まわり

キッチン下の配管は重点確認ポイント

ネズミ被害でよく確認する場所のひとつがキッチン下です。キッチンには食品、水分、ゴミが近くにあり、排水管や給水管が床や壁を通っているため、侵入経路とエサ場が近くなりやすい場所です。

確認したいポイントは以下です。

  • 排水管のまわりに隙間がないか
  • 給水管・給湯管の周囲に穴がないか
  • シンク下の奥にフンがないか
  • 配管まわりに黒ずみがないか
  • 米袋・乾物・食品袋にかじり跡がないか
  • シンク下に水漏れや湿気がないか

キッチン下にフンが多い場合、配管貫通部や床下からの侵入が疑われることがあります。

洗面台・洗濯機まわりも確認する

洗面所や洗濯機まわりは、食品がないため見落とされがちですが、水分があり、配管が集中しやすい場所です。壁内や床下の移動ルートとして使われることがあります。

以下を確認しましょう。

  • 洗面台下の配管貫通部
  • 洗濯機排水口まわり
  • 洗面所収納の奥
  • 床下点検口付近
  • 壁際の黒ずみやフン

「キッチンではなく洗面所にフンが出る」という場合は、配管まわりや床下の確認が必要です。

エアコン配管のパテ劣化にも注意する

エアコン配管の壁穴は、室内と屋外をつなぐ部分です。築20年以上の家では、エアコンの交換や増設をしていることも多く、外側のパテが劣化して隙間ができている場合があります。

確認したいポイントは以下です。

  • 外側のパテが割れていないか
  • 配管カバーが浮いていないか
  • 室内側の壁穴まわりに隙間がないか
  • 室外機まわりに物が多くないか
  • 周辺にフンや黒ずみがないか

ただし、エアコン配管に隙間があるからといって、必ずそこが侵入口とは限りません。痕跡の有無と、室内側の被害場所との位置関係を確認しましょう。

屋外給湯器・水道配管まわりも見落としやすい

給湯器や屋外配管は、普段あまりじっくり見ない場所です。しかし、外壁を貫通する配管まわりに隙間があると、侵入口候補になることがあります。

  • 配管が外壁に入る部分
  • パテやコーキングの劣化
  • 外壁とのすき間
  • 配管の根元の破損
  • 周辺の植栽や物置

特に、給湯器まわりに物が多い場合は、先に周囲を整理してから確認するのがおすすめです。

築20年以上の家でまず見るべき場所3:軒天・屋根まわり

天井裏の音がある場合は軒天を疑う

夜間に天井裏で「カサカサ」「トントン」「走るような音」がする場合、軒天や屋根まわりが侵入口候補になることがあります。

軒天とは、屋根の裏側にあたる部分です。築年数が経つと、湿気や雨漏り、劣化によって軒天に隙間や破損が出ることがあります。

確認したいポイントは以下です。

  • 軒天に穴やめくれがないか
  • 屋根と外壁の取り合いに隙間がないか
  • 雨どい周辺に破損がないか
  • 戸袋や庇まわりに隙間がないか
  • 外壁上部にかじり跡や黒ずみがないか

地上から見える範囲で確認し、脚立や屋根に上がって無理に点検するのは避けてください。高所確認は転落や建物破損のリスクがあるため、専門業者に任せるのが安全です。

雨漏りや腐食がある家は注意が必要

軒天や屋根まわりに雨漏り跡や腐食があると、板材が弱くなり、隙間が広がりやすくなります。ネズミが直接かじって広げることもあります。

以下のような状態がある場合は注意しましょう。

  • 軒天が変色している
  • 板が浮いている
  • 一部が剥がれている
  • 雨どい周辺が傷んでいる
  • 天井裏にシミや湿気がある

この場合、害獣対策だけでなく、建物修繕の視点も必要になることがあります。

軒天の隙間を塞ぐだけでは不十分なことがある

軒天に穴があると、そこを塞げば解決するように見えます。しかし、すでに天井裏にネズミが入っている場合、塞ぐタイミングを誤ると閉じ込めにつながることがあります。

また、屋根まわりに複数の隙間がある場合、1か所だけ塞いでも別の場所から再侵入することがあります。

軒天や屋根まわりは、侵入口の候補、天井裏の活動状況、捕獲・追い出しの必要性、封鎖の順番を合わせて考える必要があります。

築20年以上の家で勘違いしやすいポイント

古い家だから仕方ない、ではない

築20年以上だからといって、ネズミ被害を諦める必要はありません。古い家でも、侵入口候補を整理し、食品・ゴミ・段ボール管理を見直し、必要な封鎖や修繕を行えば、再発リスクを下げることは可能です。

隙間がある場所すべてが侵入口とは限らない

建物には小さな隙間が複数あることがあります。しかし、すべてが実際に使われている侵入口とは限りません。

重要なのは、次のような根拠です。

  • 近くにフンがある
  • 黒ずみがある
  • かじり跡がある
  • 被害場所と位置関係がつながる
  • 同じ場所で繰り返し痕跡が出る

隙間の有無だけでなく、痕跡と導線で判断することが大切です。

市販グッズだけでは原因特定にならない

粘着シート、忌避剤、超音波機器などは補助になることがあります。ただし、侵入口候補が多い家では、原因を特定しないまま使っても再発することがあります。

捕獲できたかどうかだけでなく、どこから入っているのか、なぜそこに来るのか、どこを塞ぐべきかを確認する必要があります。

今すぐできる初期対応

被害場所を記録する

まずは、どこで何が起きているかを記録しましょう。

  • 音がする場所と時間帯
  • フンが出る場所
  • かじり跡がある場所
  • ゴミ袋をかじられた場所
  • 食品被害がある場所
  • 外周で気になる隙間

スマホで写真を撮り、日付と場所を残しておくと、業者へ相談するときに役立ちます。

食品・ゴミ・段ボールを整理する

侵入口を探す前に、ネズミを寄せる要因を減らすことも重要です。

  • 食品は密閉容器へ移す
  • 米袋・乾物・お菓子を床置きしない
  • ペットフードを夜間出しっぱなしにしない
  • 生ゴミは密閉する
  • 段ボールを長期間放置しない
  • 勝手口まわりにゴミ袋を置きっぱなしにしない

これは「掃除不足を責める」ためではなく、ネズミが寄りにくい環境に整えるための作業です。

外周を見える状態にする

基礎や配管まわりを確認するには、外周が見える状態になっている必要があります。

  • 植木鉢を壁から離す
  • 物置の周辺を確認する
  • 室外機まわりを整理する
  • 古い段ボールを撤去する
  • 勝手口まわりの不要物を片付ける

外周が整理されると、隙間や破損、フン、黒ずみを見つけやすくなります。

自力対応の限界

自分で確認できる範囲

自分でできるのは、主に危険のない範囲の確認です。

  • 室内のフンやかじり跡の確認
  • キッチン下・洗面台下の配管確認
  • 外周の基礎・換気口の確認
  • 勝手口や玄関ドア下の確認
  • 食品・ゴミ・段ボールの整理
  • 地上から見える軒天の確認

専門業者に相談した方がよい状態

次のような場合は、自力だけでは判断が難しくなります。

  • 天井裏や壁内で音が続く
  • フンが毎日増えている
  • 食品被害やゴミ袋被害が繰り返される
  • 軒天や屋根まわりが疑わしい
  • 床下の奥や配管密集部が確認できない
  • 侵入口候補が多すぎて優先順位が分からない
  • 市販対策をしても2〜3週間改善しない
  • 臭いや虫など二次的な問題が出ている

特に高所、床下、天井裏、電気配線まわりは危険があります。無理に確認せず、専門業者に相談するのが安全です。

業者へ依頼するときに確認したいこと

侵入口候補の根拠を説明してくれるか

業者に相談する場合は、「どこが入口か」だけでなく、「なぜそこが入口と考えられるのか」を確認しましょう。

確認したい根拠は以下です。

  • フンの位置
  • 黒ずみ
  • かじり跡
  • 被害場所との位置関係
  • 外周から室内への導線
  • 未確認箇所の有無

封鎖範囲と順番が明確か

築20年以上の家では、侵入口候補が複数あることがあります。そのため、どこを優先して塞ぐのか、どこは経過観察にするのか、封鎖前に捕獲やモニタリングが必要かを確認することが大切です。

写真付き報告があるか

調査結果は、写真付きで残してもらうと安心です。

  • 侵入口候補
  • フンや黒ずみなどの痕跡
  • 封鎖前の状態
  • 封鎖後の状態
  • 未施工箇所
  • 再発防止提案

写真と説明があれば、家族で共有しやすく、再発時にも比較しやすくなります。

まとめ|築20年以上の家は基礎・配管・軒天を分けて確認する

築20年以上の家では、基礎、配管まわり、軒天、換気口、勝手口などに小さな隙間や劣化が出やすくなります。ただし、隙間があるからといって、必ずそこが主要な侵入口とは限りません。

まずは、音、フン、かじり跡、被害場所を記録し、基礎・配管・軒天を分けて確認しましょう。あわせて、食品、ゴミ、段ボール、外周の物を整理し、ネズミが寄りにくい環境を整えることも大切です。

天井裏や壁内で音が続く、フンが増える、軒天や床下が疑わしい、侵入口候補が多くて判断できない場合は、自力で抱え込まず、専門業者へ相談するのが現実的です。

ネズミ対策で重要なのは、古い家だからと諦めることではなく、建物の状態を正しく見て、再発しにくい順番で対策することです。

重要ポイント

  • 築20年以上の管理物件では、基礎・配管・軒天・換気口・共用部を分けて確認する
  • 隙間があるだけで主要侵入口と判断せず、フン・黒ずみ・被害場所との位置関係を確認する
  • 増改築や設備交換が多い物件では、取り合い部分に隙間が残りやすい
  • 共用部、PS、ゴミ置き場、外周の物置化も調査対象に入れる
  • 協力業者には、侵入口候補の写真、判断根拠、封鎖範囲、未確認箇所の報告を求める
  • 再発時に比較できるよう、初回調査の写真付き記録を残す
  • 入居者側の生活管理と、建物側の修繕対応を分けて整理する

FAQ

Q1. 築20年以上の家はネズミが入りやすいですか?

A. 築年数が経つと、基礎、配管まわり、軒天、換気口などに隙間や劣化が出やすくなるため、侵入口候補が増えることがあります。ただし、築20年以上だから必ずネズミが入るわけではなく、痕跡や周辺環境もあわせて確認する必要があります。

Q2. 基礎の小さな隙間はすぐ塞いだ方がいいですか?

A. 隙間は補修候補になりますが、建物内にネズミが残っている状態で一気に塞ぐと、別の場所へ出ることがあります。フンや物音、他の侵入口候補を確認し、優先順位をつけて判断することが大切です。

Q3. 配管まわりで特に注意する場所はどこですか?

A. キッチン下、洗面台下、洗濯機排水口、エアコン配管、給湯器まわり、屋外配管の壁貫通部です。隙間だけでなく、フン、黒ずみ、かじり跡があるかも確認しましょう。

Q4. 軒天は自分で確認できますか?

A. 地上から見える範囲であれば確認できます。ただし、脚立や屋根に上がっての確認は転落や建物破損の危険があります。軒天や屋根まわりが疑わしい場合は、専門業者に相談するのが安全です。

Q5. 業者に相談するときは何を確認すべきですか?

A. 侵入口候補の根拠、封鎖範囲、封鎖の順番、未確認箇所、写真付き報告、再発防止提案があるかを確認しましょう。「駆除一式」だけでなく、何をどこまで行うのかを明確にすることが大切です。

よくある相談事例

事例1:築25年の戸建てで、夜だけ天井裏から音がする

軒天、屋根の取り合い、外壁上部、換気口が侵入口候補になります。音のする時間帯と場所を記録し、地上から見える範囲で外周を確認します。高所点検は無理をせず、専門業者に相談するのが安全です。

事例2:築30年の家で、キッチン下に黒い粒が落ちている

シンク下の排水管まわり、床下、外壁側の配管貫通部が候補になります。食品の床置きや米袋の保管状況も見直し、フンの場所を写真で記録します。毎日増える場合は、侵入経路調査が必要です。

事例3:古い賃貸物件で複数住戸からネズミの申告がある

専有部だけでなく、PS、共用配管、床下、天井裏の連続空間、ゴミ置き場を確認する必要があります。戸別対応だけでは収束しにくい場合があるため、建物全体で調査範囲を整理することが重要です。

「自分で対応できるか分からない」「被害が広がる前に見てほしい」という場合も、お気軽にご相談ください。