COLUMNコラム

0から分かるスズメバチ駆除攻略法

2025.02.15
0から分かるスズメバチ駆除攻略法

1. スズメバチの特徴、アシナガバチとの見分け方

スズメバチの特徴

スズメバチは日本に生息する大型の蜂で、攻撃性が高く、毒性の強いハチとして知られています。特にオオスズメバチやキイロスズメバチは危険性が高く、毎年スズメバチによる刺傷事故が多数報告されています。

  • 体の大きさ:スズメバチの中でも最大級のオオスズメバチは4cm以上にも達する。
  • :黒と黄色のはっきりした縞模様。
  • 行動:巣を守るために積極的に攻撃する。
  • 巣の特徴:地中や軒下、屋根裏などに球状の巣を作る。
アシナガバチの特徴

アシナガバチも攻撃性を持っていますが、スズメバチほど危険ではありません。農作物の害虫を捕食するため、益虫としての側面もあります。

  • 体の大きさ:2〜3cm程度。
  • :スズメバチよりも黄色が強く、細長い体。
  • 行動:基本的におとなしいが、巣を刺激すると攻撃する。
  • 巣の特徴:小さなシャワーヘッド状の巣を、軒下や壁際に作る。

2. スズメバチ駆除をする方法とタイミング

スズメバチの駆除は、巣の発達段階によって危険度が異なります。駆除のタイミングとしては、**春から初夏(4月〜6月)**が最も安全です。この時期は巣がまだ小さく、働き蜂の数も少ないため、駆除しやすいです。

自分で駆除する

小さな巣であれば、市販の殺虫剤を使って駆除することが可能ですが、自己責任で慎重に行う必要があります

自治体に依頼する

自治体によっては、スズメバチの駆除を無料または低価格で行っているところもあります。ただし、全ての自治体が対応しているわけではないため、事前に確認が必要です。

駆除業者に依頼する

巣が大きい場合や、高所や地中など駆除が困難な場所にある場合は、プロの業者に依頼するのが安全です。

駆除方法を判断するポイント
  • 巣の大きさ(直径10cm以上なら業者依頼推奨)
  • 巣の場所(高所・屋根裏・地中なら業者依頼)
  • スズメバチの種類(オオスズメバチなら業者推奨)

3. 蜂の巣ができた場所による対処方法

スズメバチの巣ができる場所によって、駆除方法が異なります。

  • 軒下・屋根裏:自力駆除可能な場合もあるが、高所なら業者依頼。
  • 庭木・生垣:飛び回るスズメバチが多いため業者推奨。
  • 地中:非常に危険なため、必ず業者に依頼する。

4. 自力で駆除する場合の方法・手順、準備が必要なもの

自力で駆除する際には、適切な防護と手順を守ることが不可欠です。

手順1|必要な道具を準備する
  • 防護服(厚手の服、手袋、長靴、帽子)
  • スズメバチ専用の殺虫スプレー
  • 長い棒やハサミ(巣の切り離し用)
  • ビニール袋(巣の処分用)
手順2|巣に向かって殺虫剤を噴射する
  • 夜間(20時以降)に作業を行う。
  • 巣の入り口に向かって 十分な量の殺虫剤を噴射する
手順3|巣を切り離して袋に入れる
  • スズメバチの動きが止まっていることを確認する。
  • 巣を棒やハサミで切り離し、ビニール袋に入れて処分。

5. スズメバチ駆除の危険性と注意点

注意点1|日中に駆除をしない

スズメバチは日中に活動が活発になるため、必ず夜間に作業を行う

注意点2|蜂を刺激するものを身に付けない

黒い服や香水、ヘアスプレーなどはスズメバチを刺激しやすいため、白系の服を着用する

6. 業者に依頼する場合の費用相場

スズメバチの駆除費用は、巣の場所や大きさによって大きく異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

駆除場所 費用相場
軒下・屋根裏 25,000円〜50,000円
高所(2階以上) 35,000円〜70,000円
地中 60,000円〜120,000円

追加料金が発生するケースもあるため、事前に見積もりを取ることをおすすめします

7. まとめ:スズメバチの駆除は安全が最優先

スズメバチの駆除は 非常に危険を伴う作業 です。小さな巣であれば自力で駆除可能ですが、大きな巣や高所・地中にある巣は 必ず専門業者に依頼 しましょう。安全を第一に考え、適切な方法で対処することが重要です。

スズメバチの巣を見つけたら、無理をせず、速やかに対処 しましょう!